毎日、わずか1分間、簡単な体操をするだけで腰痛は改善できます。
腰痛を治したいと思っていても、つい足を組んでしまったり、猫背になったり…と、姿勢のクセはなかなか治せません。姿勢は良いに越したことはありませんが、気をつけていても、なかなか姿勢を正せないなら、これから紹介する体操を1日1分、毎日続けてみてください。
まず、足は平行に、肩幅よりも少し広めに開きます。体に力を入れすぎず、リラックスして立ちましょう。両手の平を腰のベルトの位置よりも下、腰とお尻の間くらいに指を下に向けて揃えます。
この時、肩甲骨を開くことを意識しましょう。息を吐きながら、骨盤を押し出すイメージで、上体をゆっくり後ろへ反らして、その姿勢を3秒間キープしてから元に戻します。上体を反らす時、膝を曲げずアゴを引き、腰を曲げるというより骨盤を前に押し出すのがポイントです。
腰痛のある人は、1日3秒×10 回、予防を目的とするなら3秒×1、2回を目安にしてください。
続いて、横向きバージョンの体操も行いましょう。足元がすべらない場所で、手のひらから肘までを肩の高さの位置で壁につけて立ちます。両足を最初の位置から2倍ほど離れた位置に置き、空いている方の手を腰に当てます。壁によりかかって斜め立ちしているイメージです。
息を吐きながら、腰をゆっくりと真横（壁方向）に押し曲げて5秒間キープしてください。指は横向きで、骨盤を横に押し込むようにしましょう。
1週間に2回くらいの間隔を目安に行ってください。